2022/02/14
歯科矯正をすると、歯の位置や傾き、回転が直り綺麗な歯並びになりますが、歯が動く仕組みがどうなっているのか不思議に思いませんか(・・?)
その謎の鍵になっているのは〝歯根膜〟です!
(↓↓黄色になっているところ↓↓)
図のように、歯根膜は歯と歯槽骨(しそうこつ)を繋いでいる線維で、歯に掛かる力を和らげるクッションの役割をしているのと同時に、その力の大きさを感じ、噛み心地の違いを感知することができます。
この歯根膜へ、継続的に力が加わり圧迫されると、進行方向の歯槽骨が〝破骨細胞〟によって吸収され、今度は進行方向と逆の歯槽骨が〝骨芽細胞〟によって歯との間を埋めるように骨ができてきます。
すごいですよね!!o(^o^)o
骨がびょーーんと伸びてるわけじゃなくて、溶けて、新たに作られて、そして歯が移動していくのです!
歯科衛生士として患者さんの口腔内を診ていると、人間の治ろうとする力、細胞の適応能力のすごさに、いつも感動します*\(^o^)/*
矯正で歯を動かせるスピードは1カ月に約1mm程度です。
骨ができるのを待ちながら動かしているので、どうしても治療期間が長く掛かってしまうのですね!
納得♪( ´▽`)
これを知っていれば、長い矯正期間でも治療が終わるまで、身体のしくみの凄さを感じながら、大切にお手入れし続けていけそうですね!^_−☆