2024/02/09
〝歯石〟という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか(・・?)
歯石とは、歯ブラシで取れる歯垢(プラーク)が石灰化して固まったもので、歯の表面にこびりつき、歯ブラシで除去することができなくなってしまった状態のものです(*_*)
(株式会社GC Dental Sketchbook より引用)
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この写真は下の前歯を前後で切った断面図なのですが、右の『歯周病の歯周組織』には歯の根元に歯石が付いています。
その色は写真のように〝白〟と〝黒〟があり、
歯ぐきよりも上にできる歯石は白く〝歯肉縁上歯石〟、
歯ぐきよりも下にできる歯石は黒く〝歯肉縁下歯石〟と呼ばれています_φ(・_・
なぜ歯肉縁下歯石は黒いのかというと、歯周ポケット内の歯垢と血液や滲出液が混ざって固まるためです(^_^;)
つまり、黒い歯石が付くということは、歯周病で歯ぐきが炎症を起こしている!もしくは歯周病になっていた!ということですΣ(゜д゜lll)
単なる磨き残しからできる白い歯石とは全く違うのです!
(株式会社GC Dental Sketchbook より引用)
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この写真は、真ん中から左が健康な歯ぐき、右が炎症が起こしている歯周病の歯ぐきです。
一目瞭然!!色も形も全然違いますよね…
そして、右にいくほど歯周病が進行しています。
歯ぐきをめくると……
(株式会社GC Dental Sketchbook より引用)
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黒い歯石が付いているのにも関わらずそれを放置していると、歯ぐきの中の歯周病菌が増えやすく、だんだん骨が溶けていき歯周病が進行していくのです(;∀;)怖
なので、もし自分の歯を見て黒い歯石があったら早めに歯科医院で歯石除去をしてもらいましょう!(^_^)
そして、黒い歯石はそもそも歯周ポケットの中にできるものなので、目では見えないケースも多いです(^_^*)
今までクリーニングをしたことがない方、最近クリーニングをしてない方は特に、この機会に歯石除去しておくと安心ですね(^_−)−☆