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【誤解しないで! フッ素は危険!?】

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歯科分野では、歯磨き粉や洗口剤に含まれている〝フッ素〟!!
虫歯予防として使用されていますが「フッ素は危険だ!」という言葉に、フッ素と呼ばれるもの全てが危険だと、間違った解釈をしてしまっている方がいるように思います(^_^*)

そもそもフッ素とは、原子番号9番の元素で自然界にも存在し、緑茶や海藻などの他、肉、野菜、果物など様々な食物に含まれ、普段から摂取しているものです!

フッ素の元素単体では猛毒なのですが、フッ素はすぐに反応し〝フッ化物〟に変化するので、問題はありません!(^o^)

歯科では〝フッ化ナトリウム〟という化合物が使われ、歯磨き粉や洗口剤に含まれています。
定期的に使用することで虫歯予防の効果を発揮します(^_−)−☆


もしかしたら……、
PFAS(有機フッ素化合物)と間違って解釈してしまっているのではないでしょうか(>人<;)

フッ素はフッ素でも、
〝有機フッ素化合物〟は、炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物で、撥水剤やコーティング材、消火剤に用いられていて、継続的に多量に摂取すると発がん性や甲状腺異常など、健康に影響が出る可能性があるとされています∑(゚Д゚)

ストックホルム条約で国際的に規制されており、日本でも製造、輸入、使用などが制限されています!

なので、歯科で使用するフッ素は全くの別モノなので、安心していただければと思います(^_−)−☆

ただ、どんなに良い薬でも大量に摂取すれば毒になってしまうので〝フッ化ナトリウム〟でも注意点は守らなければなりません(^-^)/

例えば、2017年に厚生労働省から認可の下りた、高濃度フッ素配合歯磨き粉は、薬局でも購入できるものですが『6歳未満の使用は控え、子供の手の届かない所に保管をしてください』とパッケージに注意の記載があります。

うがいが上手にできず飲み込んでしまう可能性のある年齢の小児が、日常的に使用していると、フッ素中毒になる可能性があるので、保護者は適切な保管をしてくださいね(^-^)

フッ素は使い方を守って上手に使えば、虫歯予防にとても効果的な薬です!

多くは、永久歯の交換期の小児に使用するイメージですが、
歯の根が露出し、唾液量が減ってしまった高齢者の根面虫歯にも有効で、保険でもフッ素塗布をして管理することができるようになっています!o(^-^)o

根面虫歯が始まると、特に神経の取ってある歯は進行がかなり早いので、それが原因で歯を失うことのないよう、検診・クリーニング時に定期的にフッ素を塗るようにしています(^o^)/