実はちょうど1年くらい前にも、このブログで〝いよいよ歯生え薬の『第1相治験』が始まりました!〟という大興奮のニュースをお伝えしたのですが、
あれから1年、なんと研究はとても順調に進んでいるようです!現在はさらに先のステップへ進み、実用化に向けた道筋がくっきりと見えてきています✨
今回はその続報として〝歯生え薬〟の最新事情をお話していきます😆
ただ、最初に大事な結論をお伝えさせていただきますね!
「将来薬ができるなら、今ある虫歯や歯周病はそのまま放置して待っていよう!」
なんてことは絶対に思わないでください!その理由も含めて、わかりやすくお話ししていきます😉
この夢の薬(開発コード:TRG035)を作っているのは、京都大学や医学研究所北野病院などの医療機関と、京大発ベンチャー企業のトレジェムバイオファーマがタッグを組んだ強力な共同研究チームです。産学連携で国(AMED)の手厚い支援も受けながら、まさに日本一丸となって実用化を進めています💊
その薬はどんな仕組みかというと…
人間の歯は通常〝乳歯〟と〝永久歯〟の2回しか生えませんが、実は多くの人の顎の骨の奥には、進化の過程で残った〝第3の歯の芽〟が眠っています。
通常は〝USAG-1〟というタンパク質がブレーキをかけて成長を止めてしまうため、そのまま自然に生えてくることはありません。
今回開発されているのは、その〝USAG-1〟の働きをピンポイントでブロックする注射薬です。
その薬によって強力なブレーキを外してあげることで、眠っている〝第3の歯の芽〟を再び目覚めさせ、新しい歯の成長を促す!という、本当に画期的なメカニズムになっています😳!
では、今現在(2026年10月時点)どこまで研究が進んでいて、これからどうなっていくのか、薬を世に出すための治験の進み具合はこのようになっています✨
✅第1相治験(完了しました!)
健康な大人の男性約30人を対象に行われ、重篤な副作用がないこと、つまり、薬の安全性がしっかりと確認されて無事に終了しました。
✅第2相治験(現在進行中!)
2026年8月に国の確認が完了し、いよいよ実際の患者さまへの投与が始まりました。生まれつき永久歯が6本以上少ない小児(2〜12歳)を対象に、実際に歯を生やす効果や最適な投与量をじっくり確かめる段階に入っています。
✅第3相治験(今後の予定!)
第2相が無事に終わると、実用化に向けた最終ハードルである第3相治験へ進みます。
こちらは2027年から2029年頃にかけて実施される予定です。
第3相治験とは、さらに多くの患者さまに参加していただき、実際の医療現場で広く使える安全性と効果があるかを厳格に確かめる総仕上げのテストのことです。
✅2029年〜2030年頃(実用化の目標!)
第3相治験を経て2029年頃に国へ承認申請を行い、最短で2030年頃には、まず、生まれつき歯が生えない(先天性無歯症)患者さまのための治療薬として医療現場での処方スタートを目指しています。
もちろん将来的には、虫歯やケガ、歯周病などの後天的な理由で歯を失った私たちのような一般の人にも使えるように、研究が続けられていく予定みたいですよ😃
人間の安全性テストをクリアして、実際の患者さまへの治験(第2相)、そして最終段階の第3相治験を見据えているというのは、歯科医療の歴史を変える本当にすごいニュースです!
開発は極めて順調に進んでいると言えますよね🤩
ただ、皆さまに少し冷静にお伝えしたい注意点もあります☢
それは『一般の歯科医院で、誰でもすぐに使えるようになるわけではない』ということです!
2030年頃に薬が完成したとしても、それはあくまで特定の疾患を持つ患者さまたちからスタートする可能性が高いです。
大人がインプラントや入れ歯の代わりに普通の歯医者さんでこの薬を使えるようになるには、そこからさらに数年の研究や対象拡大の承認が必要になるはずなので、おそらく2030年代半ば以降のお話になるのではないでしょうか。
だからこそ、冒頭でお伝えした、薬ができるまで待つのは絶対にNGなんです!
数年先の新薬を待つために、今ある痛みを我慢したり、うまく噛めない状態を放置したりすると、噛み合わせが崩れて顎の骨が痩せてしまい、全身の健康にまで大きな悪影響を及ぼしてしまいます💦
今、お口の調子が悪い方は、今の確実な歯科治療にしっかり頼ってください。
まずは今、しっかり噛んで、美味しくご飯が食べられる状態を作り、健康な毎日を過ごすことが何よりも大切です!✨
康生歯科医院では、保険治療の入れ歯やブリッジだけではなく、快適性や審美性を重視される方には、自費治療の入れ歯やインプラントの治療も行っています。
自分にはどの治療が向いているのか、迷われている方は、状況に合わせて一緒に治療法を考えていきますので、ぜひ気軽にご相談してくださいね😆
【参考ホームページ】
https://toregem.co.jp/news/
https://toregem.co.jp/archives/9838